ソラマメブログ › CAS-Never Land tribte in NoR

2009年02月02日

woman is hung




そう
彼女が乗っているのは、間違いなくあたしがラジオゲームで作り出したバイク
あのクソ女に奪われたバイクだ

彼女はにっこり微笑むとバイクを降り
ゆっくりと近づいてきた

あたしも警戒しながらバイクを降りる
いつでも銃を抜けるように身構えたまま、あたしは尋ねた
『あんたがタラかい?』

彼女は微笑んだまま答えた
「そうだよ私がタラさ、アルケミストさん」
そう言うと、微笑をのせた柔らかな唇が不敵に吊りあがった

!?
あたしが?
アルケミスト?
あたしが、戸惑っていると
彼女は続けて聞いてきた

「で?あんたはどっちなんだい?」

???
どっちって?
何の事だ?
何言ってるんだ?
『ちょっ、あたしはアルケミスとじゃないよ』
そう、あたしが言葉を発した
その時

ヒィィー ホォウゥゥー!!!
雄叫びと共に銃弾が降り注ぐ

しまった!
彼女に気を取られて、周りの警戒が疎かになってた
すっかり囲まれている

崩れた高架の影に飛び込み、周りを確認する
どうやらChaos Marineというclanの連中だ
月光とは敵対関係にある

どうやらタラはすでに逃げたようだ

しかし・・・
ヤヴァい
逃げれるか?

必死に応戦しながら逃げるが、この数だ
どんどん追い詰められていく

ついに奴らの腕が、あたしを捉える

英語でなにやら喚き散らしているが、知ったことか!
好きにしやがれ!

「I don't give a fuck!」
僅かに覚えている英語のボキャブラリーで悪態をついてみる

奴らは、散々殴る蹴るしてあたしが悪態をつけなくなると
近くにあった電灯にあたしを吊るした




  

Posted by aoirosavan at 00:44Comments(1)TrackBack(0)

2009年01月28日

TARA Smile :)




月光の仲間たちに聞いたところ
あたしのバイクを奪った、あのクソ女は
この辺りでしょっちゅう悪さをしているそうだ
まぁ、ゴロツキってとこだろうか
割とすぐ再会できそうだ

しかし、気になる事がある
NoRではバイクは貴重品らしく
めったに見かけることは無いのだそうだ
もしバイクが走っていたら、すぐに噂になるという
にもかかわらず
例のゴロツキ女がバイクに乗っていたという話は一向に聞こえてこない

仕方なくラジオゲームのバイクを消して
新しいバイクをラジオゲームで作ろうと思ったのだが

消せない・・・

バイクの核にしたイメージが完全にあたしのコントロールから離れている
こんな事は今まで無かったのに・・・

ラジオゲームで物を作り出すと
イメージの力とでもいうか
意識の一部分を使用している状態であり
同時に複数のラジオゲームを出現させていると
それだけ力を消費するというか
例えるなら、気になる事があって注意力散漫になるのに似た感じになる

作り出したラジオゲームに意識の一部を割くので
その分、本来の活動に使われる意識の領域が足りなくなるのだ

まぁ、仕方ない
しばらくは歩きだな



翌日

なんとアジトの前を、あのクソ女が悠々と歩いているじゃないか!

あたしは通りに躍り出て、奴の目の前に立ちふさがり
銃を突きつけて
覚えたての英語でこう言った
「Hey remember me?」

クソ女は驚いている
(ふふふ ちょっとビビらせといてやるかな)
あたしの嗜虐心が首を擡げる

ところが、次の瞬間
信じられない事に、このクソ女
飛び掛ってきやがった!

飛び出してきた月光の仲間に助けられたが
あたしは、また殺されかけた

奴は「バイクは売っちまったよ、諦めな!」と捨て台詞を残して逃げてしまったそうだ
(例によって英語だったのであたしのは分からなかったが、月光の仲間が教えてくれた)


数日後
ジャンク屋で PSPのパチもん(コピー品)を手に入れ
翻訳ソフトを使った会話手段を手に入れた
(所詮偽物、時々変な翻訳をする)
ジャンク屋の親父にバイクについて情報を聞いてみる
親父はニセコビール半ダースと引き換えに情報をくれた
「Remembranceのタラを探しな、あの娘なら何か知ってるだろう」
そういうと
ふ~ん ふん ふふふ ふふふふ~ん♪
とご機嫌で鼻歌を歌いながら晩酌を始めてしまった

Remembranceか
NoRでもっとも危険なSIMと噂の場所だ

翌日
意を決してRemembranceに来てみた

危険は承知で新しいバイクをラジオゲームで作り出し
Remembranceの街を流す

辺りに気を配りながら、崩れ落ちた道路の上をジャンプしながら進む
しかし、トライアルどころかX-GAME並みのテクが必要だな
自分のラジオゲームで無ければ絶対まともに走れないだろうなw


上層の高速道路跡に出たとき
彼女は突然現れた
「Remでバイクだなんて命知らずな子だね」
そう言って彼女は微笑んだ

自分もバイクに乗ってるくせに
あたしがラジオゲームで作り出したバイク
あのクソ女が奪っていった
あのバイクに
  

Posted by aoirosavan at 23:47Comments(0)TrackBack(0)

2009年01月24日

Cyber Rabbit NANO?



「こんにちわー」
「はじめまして」
「よろしくねー」

個性的な外見とは裏腹にみんな親しげに声を掛けてくる
外見からは判断つかない人も何人か混ざっているが
どうやら日本人のClanなのだろう
言葉が通じるというだけで安心するものなのだな

しかし・・・

なんだ? アレは・・・

例のうさぎ?

しまった!
目が合ってしまった・・・

うっ 目が離せない
目を逸らしたら殺られる

一瞬でそう確信した

そして、奴はあたしに向かって口を開いた

!?

「赤レンじゃい!」



『青レンじゃい!』

一瞬で何かが通じあった


こうして私はClan 月光に世話になる事になった

  

Posted by aoirosavan at 23:57Comments(0)TrackBack(0)

2009年01月24日

Clan of Gekkoh



気が付くと誰かが心配そうに覗き込んでいる
女性のようだ

(大丈夫だよ、このくらいじゃ死ねないんだから・・・)

なにやら英語で話しかけられるがさっぱりだ

すると彼女は携帯ゲーム機に似た機械を取り出す

『こんにちは、大丈夫ですか?』

?!
機械を通した女性の声は紛れもなく日本語
コレが噂に聞くPSP Ⅸ(ソニーの携帯ゲーム機、最新版)
17カ国語に対応した翻訳ソフトが使えるとCMでやってたな

私は日本語で「ああ、大丈夫、大した事無いよ」と答えた

彼女はにっこり微笑むと
『私はこのSIMのadmin(役人のような者)です』
『新しく来た難民ですね、このカードを所持しなければなりません』
そう言ってWARPSと書かれた赤いカードを渡された

『そのカードを持っていればNoRの住人として保護されます』
『とりあえず病院に行く事を進めます』
そお言うとさっさと立ち去ってしまった

ん?
なんだこの違和感は・・・

たしかに自分で大丈夫といっておきながらだが
さっきまで血溜まりで倒れてた人間がこうして普通に起き上がってきても
当たり前のように驚きもしない

大体病院って何処だよ・・・


病院は意外にもあっさり見つかった
といっても汚いベッドが並んだだけの古びた建物だが

病院には先客がいた
ごついアサルトライフルを背負い、しかも腰には日本刀?
血のこびりついたモッズパーカを羽織った
やたら濃い顔の男だ
その男はなれなれしく話しかけてきた
「あんた、日本人だろ?」
「新人かい?だったらダイミョウか月光、最近じゃぁ殺研なんてのも良く聞くねぇ」

???
(大名?月光?時代劇かなにかか?)

「あぁClanだよクラン」

???

てか、こいつ顔はイタリアンなのに日本語うまいじゃん

「アー、その顔は何にも分かっちゃいねぇーな」
「ここに来るってことは、すでに物騒な目にあったんだろ?」

(ああ、たしかに)
私はうなずく

「一人じゃやべぇーからよ、みんなClanに入ってつるむんだよ」

(ああ、なるほどそういうことか)

「ここからなら月光が一番近いな、ついて来なよ」
そう言うと男はさっさと歩き出した

私は警戒しながらもついて行く
そして着いたのがClan 月光のアジトだった

正直 回れ右して帰りたくなった・・・

個性的なメンバーが屯する中
一際目を引いた・・・

うさぎ???






  

Posted by aoirosavan at 22:03Comments(0)TrackBack(0)

2009年01月24日

Alchemist



~CAS~

Chemistry Artificial Sorcery
化学的アプローチによる人工魔術

ヴァイル=カッツェ社から燐電へ引き継がれた
ケミカルマジシャンの研究は
CASと名前を変え、ついにAlchemist(アルケミスト:錬金術師)達を生み出した

世界恐慌、石油資源の枯渇、異常気象、食糧問題
あらゆる問題が世界を破滅へと向かわせていたが
アルケミスと達の出現により状況は一転した

この成功により燐電はRindenと名前を変え
世界を支配する企業へと変貌した

Rindenのアグリ部門は世界需要の3/4を担い
崩壊した国家をSIMという単位で分割統治するようにまでなった

Rindenの統治するSIMは難民を積極的に受け入れている
ここNoRもそういったSIM郡の一つである  

Posted by aoirosavan at 19:20Comments(0)TrackBack(0)

2009年01月24日

Baptism of NoR



アルケミストたちの反乱に乗じてネバーランドを抜け出した私は
世界恐慌により経済破綻した日本からの難民船に紛れNoRへとやってきた

ラジオゲームで作り出したバイクに乗りNoR最大の都市megapolisに着いた

駅前でバイクを止め一休みし、再びバイクにまたがり出発しようとする私に
変な女が声を掛けてきた

なかなか愛らしい顔をしたその女は、猫のような耳と尻尾がついていた
コスプレ?

まぁネバーランドもマウスたちの時代は、このような格好をした連中があふれていたらしい
やれやれだ

女は淫靡な微笑を投げかけながら英語らしき言葉で話しかけてくる
ネバーランドでまともな教育など受けているはずも無い私にはまったく通じていないのだが

しかし、いやらしい流し目をしてくるものだ
私にその手の趣味はないぞ

ん?
なにやらバイクのことを言ってるのか?
褒めてるみたいだ

私は良く分からないまま
とりあえず微笑み返して立ち去ろうとエンジンをかけた

その瞬間!

女はいきなり銃を抜くと撃ってきやがった
この至近距離で

血溜まりに沈み
意識の薄れ行くなか
女は私のバイクに乗って去っていった

まぁいい
どうせ私のラジオゲームだ
私の電波(イメージを乗せた意識)が届かなくなれば止まってしまう

あとでゆっくり探せばいい

燐電(Rinden)に体中にナノマシンを埋め込まれてる私がこの程度で死ぬ事も無いだろう




  

Posted by aoirosavan at 17:37Comments(0)TrackBack(0)

2009年01月24日

History of Neverland



~Neverland~

ここは十八歳以上の大人の立ち入れない異形の子供たちの楽園、ネバーランド

かつてはゴミ埋立地の上に作られたニュータウンだった
しかし、建設当時から工事関係者を悩ませた柔らかな地盤は
建築物を土中に飲み込み
まともな者たちは、傾きだした建物から逃げ出し
まともでない者と出て行く金のない者だけが残った
だがそれらの者たちも、大地震の為この土地をあきらめ去っていった


いつからか、廃墟となったこの土地に子供たちが集まってきた
彼らの大半は数十種類の薬物が入った箱を身に着け
カクテル・ボードと呼ばれるコントローラーでブレンドして直接体内に送り込む
新種のジャンキーたちだった

彼らは自らを【マウス】と呼ぶ
新しく開発された薬を、次から次へと己の躰で試すからだ
大量に摂取したドラッグで主観と客観が混ざり合い
夢と現実の入り混じった魔法世界に棲む小鼠たち
それがマウスだ


~Radio game~

新しい遊びだった
それはラジオゲームと呼ばれていた

電波を飛ばすんだ
まずは目の前に作って

『どうやって?』

何かを核にすりゃぁいい、簡単に出来るから
そうだ、この風を核にしよう
風に見たいものを乗せるんだ
言葉にしてね
イメージを言葉に変えて風に乗せるんだ

そして、歌うように囁きはじめる

『わぁ! 本当だ ねぇ見える?』

ああ、見えるよ
今度はそれを飛ばしてみよう

少年は指差した


高度なラジオゲームは
自らのイメージを現実に存在させる

主観が客観を侵食し
その幻覚は現実と区別がつかない

五感を侵食し
視覚で捕らえ、聴覚は聴き、嗅覚に匂い、味覚が味わい、触覚は感じる
完璧な幻覚であるラジオゲームは自らさえも騙してしまうのに
夢と現実に何の違いがあるのだろう


~Vaile~

このネバーランドは我々が作った
君もネバーランドを管理している何者かの存在に気づいてはいたのだろ

君たちが使っているドラッグの60%はヴァイルによって作られた製薬会社
カッツェ社の物だって知ってたかい?

日本での実験は成功だ
我々はケミカルマジシャン(化学的魔術師)を作り出せることを確信した
それは新しい社会の原動力となるであろう

何しろ幻想で現実を作り変えていけるのだから



~John Merick~

『死んだ妹』放送のジョンメリック
世界一美しい人工のマウス

5.4.3.2.1.こちらは『死んだ妹』放送
いつもの放送と違って驚いたかな?
音声だけなんだけど我慢してくれ
これは臨時放送なんだ
みんなに伝えたい大事な事がある
聞こえてるかい?

ヴァイル 噂になってる外の敵が攻めてくる

戦おう
ぼくたちは終わらない
ネバーランドは終わらない
そうだろう?
聞こえてるかい?
もうすぐ外のやつらがやってくる
おとなをネバーランドに入れてはいけない
だから、だから・・・

同調(シンクロ)するんだ
すべてのマウスが戦う為に同調するんだ
新しい遊びの始まりだ

ねぇジョン、君が始めてよ

5.4.3.2.1


~Rinden(燐電)~

当局の発表では、先日のヴァイルによるテロのあった
ネバーランドと呼ばれる廃墟島の浄化作業に伴い
島に住み着いた浮浪児たちの保護を方針が決定されました
また、保護された少年たちは燐電グループ傘下の施設に収容される模様

燐電グループはカッツェ社の買収に成功
当局はネバーランドを燐電グループに売却
燐電グループはネバーランドに少年保護施設を建設
少年の更生、社会参加を援助すると発表


しかし、誰も施設から社会へと巣立った子供を知らないし
気に掛ける者もいなかった


「mouse」牧野 修著より一部抜粋  

Posted by aoirosavan at 16:41Comments(0)TrackBack(0)

2009年01月23日

I came from Neverland



私はネバーランドから来た

しかし、そこはおとぎの国ではない

そこは、誰からも省みられない(かえりみられない)

かつて 自らをマウスと呼んだ子供たちの楽園は

Rindenの白い悪魔たちに蹂躙された

子供たちは、どうなったのだろう

ある者は体中に機械を埋め込まれ

また、ある者は薬漬けにされ

子供たちは

生きたピクルスドパンク(ホルマリン漬けされた胎児などの見世物)にされた

ネバーランド

そこはおとぎの国ではない



私はネバーランドから来た

  

Posted by aoirosavan at 01:25Comments(0)TrackBack(0)