

2009年01月28日
TARA Smile :)

月光の仲間たちに聞いたところ
あたしのバイクを奪った、あのクソ女は
この辺りでしょっちゅう悪さをしているそうだ
まぁ、ゴロツキってとこだろうか
割とすぐ再会できそうだ
しかし、気になる事がある
NoRではバイクは貴重品らしく
めったに見かけることは無いのだそうだ
もしバイクが走っていたら、すぐに噂になるという
にもかかわらず
例のゴロツキ女がバイクに乗っていたという話は一向に聞こえてこない
仕方なくラジオゲームのバイクを消して
新しいバイクをラジオゲームで作ろうと思ったのだが
消せない・・・
バイクの核にしたイメージが完全にあたしのコントロールから離れている
こんな事は今まで無かったのに・・・
ラジオゲームで物を作り出すと
イメージの力とでもいうか
意識の一部分を使用している状態であり
同時に複数のラジオゲームを出現させていると
それだけ力を消費するというか
例えるなら、気になる事があって注意力散漫になるのに似た感じになる
作り出したラジオゲームに意識の一部を割くので
その分、本来の活動に使われる意識の領域が足りなくなるのだ
まぁ、仕方ない
しばらくは歩きだな
翌日
なんとアジトの前を、あのクソ女が悠々と歩いているじゃないか!
あたしは通りに躍り出て、奴の目の前に立ちふさがり
銃を突きつけて
覚えたての英語でこう言った
「Hey remember me?」
クソ女は驚いている
(ふふふ ちょっとビビらせといてやるかな)
あたしの嗜虐心が首を擡げる
ところが、次の瞬間
信じられない事に、このクソ女
飛び掛ってきやがった!
飛び出してきた月光の仲間に助けられたが
あたしは、また殺されかけた
奴は「バイクは売っちまったよ、諦めな!」と捨て台詞を残して逃げてしまったそうだ
(例によって英語だったのであたしのは分からなかったが、月光の仲間が教えてくれた)
数日後
ジャンク屋で PSPのパチもん(コピー品)を手に入れ
翻訳ソフトを使った会話手段を手に入れた
(所詮偽物、時々変な翻訳をする)
ジャンク屋の親父にバイクについて情報を聞いてみる
親父はニセコビール半ダースと引き換えに情報をくれた
「Remembranceのタラを探しな、あの娘なら何か知ってるだろう」
そういうと
ふ~ん ふん ふふふ ふふふふ~ん♪
とご機嫌で鼻歌を歌いながら晩酌を始めてしまった
Remembranceか
NoRでもっとも危険なSIMと噂の場所だ
翌日
意を決してRemembranceに来てみた
危険は承知で新しいバイクをラジオゲームで作り出し
Remembranceの街を流す
辺りに気を配りながら、崩れ落ちた道路の上をジャンプしながら進む
しかし、トライアルどころかX-GAME並みのテクが必要だな
自分のラジオゲームで無ければ絶対まともに走れないだろうなw
上層の高速道路跡に出たとき
彼女は突然現れた
「Remでバイクだなんて命知らずな子だね」
そう言って彼女は微笑んだ
自分もバイクに乗ってるくせに
あたしがラジオゲームで作り出したバイク
あのクソ女が奪っていった
あのバイクに
Posted by aoirosavan at 23:47│Comments(0)